令和8年3月

令和7年度 療育事業アンケート調査の実施結果について

世田谷区発達障害相談・療育センター「げんき」
子育てステーション烏山発達相談室
子育てステーション桜新町発達相談室

 療育をご利用の保護者の皆様には、日ごろから「げんき」及び烏山・桜新町発達相談室の運営にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。また、こども家庭庁のガイドラインに基づくアンケート調査(自己評価)の実施にあたり、多くの保護者からご回答をいただきましたこと厚くお礼申し上げます。今年度は、第三者評価の実施もあって、アンケートが続きましたが、お陰様でたくさんのご回答をいただくことができました。重ねてお礼申し上げます。
 保護者の皆様からいただいたアンケート結果及び保護者と職員の評価を踏まえて事業所として実施した自己評価につきまして、下記のとおりご報告いたします。
 皆様からお寄せいただいた多くのご意見・ご提案につきましては、今後の業務の改善に活用し、より良い支援サービスの提供を目指してまいります。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。



1 アンケート実施期間 令和8年1月4日から令和8年2月21日まで


2 アンケート回答数 

施 設 サービス 利用者 職 員
配布数 回収数 配布数 回収数
センター「げんき」 児童発達支援 96名 83名 16名 16名
放課後等デイサービス 101名 85名
烏山発達相談室 児童発達支援 32名 31名 5名 5名
放課後等デイサービス 38名 33名
桜新町発達相談室 児童発達支援 42名 39名 7名 7名
放課後等デイサービス 43名 33名

3 アンケート結果

 保護者アンケートについて、選択肢による回答分布を、施設、サービスごとにまとめました。同時にいただいたご意見に対する施設の考え方や取組みを記載しましたので、ご覧ください。
 また、保護者の皆様の評価と職員の自己評価を踏まえて、事業所として自己評価を行いましたのでこちらにつきましてもぜひご覧ください。

施 設 サービス 保護者評価 事業所自己評価
センター「げんき」 児童発達支援 pdf pdf
放課後等デイサービス pdf
烏山発達相談室 児童発達支援 pdf
放課後等デイサービス pdf
桜新町発達相談室 児童発達支援 pdf
放課後等デイサービス pdf
○満足度について

 「子どもは通所を楽しみにしているか」「事業所の支援に満足しているか」という設問で、事業所の支援についての満足度を尋ねました。3施設ともおおむね高い評価をいただきましたが、前年と比較してポイントが低くなっている事業所もみられます。引き続き質の高い療育の提供に努め、お子さん方が楽しみながら通うことができるよう取り組んでまいります。

【設問】子どもは通所を楽しみにしていますか

  児童発達支援 放課後等デイサービス
はい どちらともいえない いいえ わからない 無回答 はい どちらともいえない いいえ わからない 無回答
げんき R7 95.2% 3.6% 1.2% 0.0% 0.0% 95.3% 4.7% 0.0% 0.0% 0.0%
R6 93.4% 5.3% 0.0% 0.0% 1.3% 92.9% 7.1% 0.0% 0.0% 0.0%
烏 山 R7 93.5% 3.2% 3.2% 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
R6 93.8% 3.1% 0.0% 0.0% 3.1% 88.7% 5.7% 3.8% 1.9% 0.0%
桜新町 R7 82.1% 17.9% 0.0% 0.0% 0.0% 81.8% 15.2% 3.0% 0.0% 0.0%
R6 78.1% 21.9% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

【設問】事業者の支援に満足していますか

  児童発達支援 放課後等デイサービス
はい どちらともいえない いいえ わからない 無回答 はい どちらともいえない いいえ わからない 無回答
げんき R7 92.8% 4.8% 0.0% 2.4% 0.0% 94.1% 5.9% 0.0% 0.0% 0.0%
R6 92.1% 6.6% 0.0% 0.0% 1.3% 91.7% 4.8% 0.0% 2.4% 1.2%
烏 山 R7 93.5% 6.5% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
R6 84.4% 12.5% 0.0% 0.0% 3.1% 94.3% 5.7% 0.0% 0.0% 0.0%
桜新町 R7 84.6% 15.4% 0.0% 0.0% 0.0% 87.9% 6.1% 0.0% 6.1% 0.0%
R6 87.5% 6.3% 3.1% 3.1% 0.0% 96.9% 3.1% 0.0% 0.0% 0.0%

4 まとめ 「アンケート結果を受けた今後の対応について」

 今回から令和6年度の制度改正を踏まえた取組みに関する設問が加わり、設問数が増えました。全体として、「げんき」・発達相談室ともに多くの項目で高い評価をいただくことができましたが、個別支援計画(療育プラン)の作成や説明について、保護者の皆様と職員とで認識に違いがあるよう見受けられました。また、保護者同士の連携・情報交換や、避難訓練等の実施に関する設問については、3施設ともに周知が不足しているようです。さらには、療育の終了時刻に関するご意見をすべての施設でいただきました。いただいたご意見やご指摘につきましては職員間で共有し、可能なかぎり改善に取り組んでまいります。
 なお、アンケート結果をもとに、事業所の「強み」や「弱み」と思われる点について、以下のとおり整理いたしました。引き続き、業務改善や事業の充実に取り組んでまいります。

  事業所の強みだと
思われること
工夫していることや
意識的に行っている取組等
さらに充実を
図るための取組等
1  「げんき」と烏山、桜新町及び梅丘の三つの発達相談室の一体運営というスケールメリットを活かし、療育を含めて幅広く、質の高い支援を行っている。
  • 4施設が連携し、重層的で迅速な支援を提供している。
  • 子どもの特性や年齢発達に合わせた様々なプログラムを用意している。
  • 療育はモニターを通じての見える化を図り、終了後は「ねらいシート」を使って保護者と振り返りを行っている。
  • 効果的な人員配置や人材育成により、職員の支援力の向上を図る。
  • 子どもの社会性・コミュニケーションを高める支援に主眼を置きつつ、学び方療育や作業療法士・言語聴覚士との連携による療育、長期休暇時の余暇支援など手厚い支援を行っていく。
2  保護者の希望や了解のもと、子どもが所属する学校や園と連携し、支援の橋渡しの役割を行っている。
  • 子どもが所属する機関との連携を積極的に行い、必要な支援や配慮について共有したり、子どもが生活しやすい環境や多角的に支援できる環境を整えている。
  • 他機関連携に対する保護者の理解を高めるとともに、日ごろからさまざまな機関との連絡調整を行い、信頼関係の構築に努める。
3  年間を通して保護者を対象とした学習会や講演会などを開催し、発達特性に関する理解を深めるとともに保護者同士の情報共有の機会を設けている。
  • 親同士の交流を目的とした『お話し会』、子どもとの関わり方を学ぶ『保護者向け発達支援講座』や『ペアレント・プログラム』などの催しを定期的に開催している。
  • 年長児の保護者を対象に『就学相談説明会』を開催し、区職員から就学に関する説明を受けたり、就学に向けた悩みを話し合う場を設けている。
  • 保護者の評価結果をみるとイベントの周知案内が不足していると考えられることから、ホームページや「療育のしおり」、施設内の掲示板等を活用したり、スタッフから直接お声掛けするなど周知方法を工夫する。
  事業所の弱みだと
思われること
事業所として考えている
課題の要因等
改善に向けて必要な取組や
工夫が必要な点等
1  月2回の療育のため、子どもや家庭の事情によっては月1回の療育にとどまることがある。支援内容が日常に浸透しなかったり、また、避難訓練などに時間を充てることが難しい。
  • より多くの子どもに対して療育の機会を提供するため、月2日という仕組みとしている。このため体調不良や行事などで休むと次の療育までの期間があいてしまう。
  • 利用者を交えての避難訓練を療育の枠内で行うことが難しいため、現状は保護者に声かけをし協力を頂けるグループについて訓練を実施している。
  • 普段の療育のほかに園や学校の長期休業中の企画療育を充実させて参加機会を増やしたり、日ごろの療育において保護者が家庭でも実践できるプログラムを積極的に行う。
  • 療育プログラムの一つとして災害時対応を位置付けるなど工夫をこらし、子ども参加型の訓練を実施する。
2  情報設備の老朽化が進んでいる。
  • 受託事業という性格もあって、設備に対する投資への意識が深まりにくい。このため、情報技術が加速度的に進展するなか、設備機器は旧式であったり老朽化が進んだままのものがある。
  • 老朽した設備備品について区と積極的に調整を行い、計画的に更新するとともに情報のデジタル化についても検討していく。

 引き続き、利用者の皆様が楽しく、安心して通うことができるよう、職員一同より良い支援サービスの提供を目指してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。